ミュウミュウのカルチャープロジェクト「Tales & Tellers」第3弾が、上海で開催

Culture

2026.06.20

ミュウミュウのカルチャープロジェクト「Tales & Tellers」第3弾が、上海で開催
1993年の創設以来、「ミュウミュウ」はファッションにとどまらず、映画、音楽、写真、建築、アートといった幅広い分野で活動を展開し、文化とクリエイターを継続的に支援してきた。「ミュウミュウ」の中心にあるのは、女性の生き方への関心。女性たちの経験、歴史、政治、文化──そのすべてが探求の対象となっている。


「Tales & Tellers」は、ファッション、映画、現代アートが交わる領域を探る「ミュウミュウ」のカルチャープロジェクト。2024年にパリのイエナ宮で初披露され、2025年にはニューヨークを舞台に第2弾を展開。そして今回、更なる進化と拡張を重ねた第3弾が、2026年6月5日から7日まで上海で開催された。




今回展開されたのは、女性監督による短編映画の代表的なプラットフォームとして発展してきた「Miu Miu Women’s Tales (女性たちの物語)」で構成された31本のショートフィルムと、2022年春夏から2025年春夏までのファッションショーで女性現代アーティストが手がけた七つのインスタレーションだ。


展示空間では、俳優たちが「Miu Miu Women’s Tales」の作品や「ミュウミュウ」のショーの演出に登場したキャラクターを体現。女性監督たちによって紡がれた物語や、フェミニニティ、虚栄をめぐる考察が、パフォーマンスを通じて現実の中に現れる。




本プロジェクトは、ミウッチャ・プラダ発案のもと、学際的アーティストのゴシュカ・マクガが構想。パブリック・アート・アブダビ・ビエンナーレのキュレーター兼アーティスティックディレクターであるエルヴィラ・ディアンガニ・オセが全体を統括した。演出には演劇・オペラ演出家ファビオ・チェルスティッチが参加している。


また、「Tales & Tellers」はパフォーマンスであると同時に空間プロジェクトでもあり、その場の環境に応じて姿を変えていく。

会場となった上海展覧センターは、中華人民共和国成立後、1955年に「中ソ友好ビル」として建設された展示施設で、ロシア新古典主義と社会主義リアリズムの要素を融合した建築様式。半世紀以上にわたり主要なイベント会場として親しまれてきた。



「Tales & Tellers」が探求するイデオロギーや物語の構築・伝達というテーマとも呼応したこの環境が、概念や物語を再構成しながら新たなストーリーを紡ぎ出している。

text: Tomoe Tamura

ミュウミュウ
公式サイト:https://www.miumiu.com/jp/ja.html

Tags:

Ranking

Horoscope