© 2025 ELEANOR INVISIBLE FILM, LLC AND TRISTAR PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
エレノア(ジューン・スキッブ)とベッシー(リタ・ゾーハー)の親友歴は、半世紀超。その間に子どもを育て上げ、夫を見送り、それぞれの人生の荒波を乗り越えてきた。そうして一人になった彼女たちは、フロリダで共同生活を送っている。とりとめのないおしゃべりで笑い転げ、無愛想なスーパーマーケットの店員には喝を入れる。劇的なドラマはなくても、二人でいれば楽しかった。ところがある金曜日、ベッシーが急逝。穏やかな日常は突然幕を閉じる。
© 2025 ELEANOR INVISIBLE FILM, LLC AND TRISTAR PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
© 2025 ELEANOR INVISIBLE FILM, LLC AND TRISTAR PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
エレノアの臨場感あふれる体験談に、その場にいた人々は涙を流し、温かく迎え入れる。そんな彼女に強く惹かれたのは、ジャーナリスト志望の学生ニナ(エリン・ケリーマン)だ。大学の課題として、半生を取材させてほしいと願い出るも、エレノアは拒否。それでもめげずに距離を縮めようとする。彼女もまた、最愛の母を失ったばかりだった。疎外感を抱える二人は、少しずつ心を通わせていくのだが、エレノアはニナに対し、「ホロコースト生存者」として振る舞い続ける。
© 2025 ELEANOR INVISIBLE FILM, LLC AND TRISTAR PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
傷心を紛らわすための嘘が思わぬ方向に進み、戸惑いを隠せないエレノア。彼女のしたことは、決して褒められたものではない。だが、人は押しつぶされそうな感情のなかで、突拍子もない行動を取ることがある。そして、そこで出会えたものもまた、“本物”だった。何歳になっても揺れる人間の心と、不完全さを愛おしくユーモラスに描いた本作。「人は悲しみのなかで利己的になる。でも、それはわるいことではない」。この言葉は、きっと誰かの支えになる。
Tags: