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リック・オウエンス初の回顧展がパリで開催中

©RICK OWENS TEMPLE OF LOVE - MATTEO CARCELLI

現在、世界30カ国で出版、配信されている『マリ・クレール』。その最新記事から気になる話題を厳選してお届け。フランス版から、パリで今、注目の展覧会情報をピックアップ。

“異端児”から“カルト的人気を誇る存在”へと進化し、独自の世界観を追求するアメリカ・カリフォルニア出身のファッションデザイナー、リック・オウエンス。1992年にLAで自身のブランドを立ち上げた彼は、2003年にパリへと拠点を移す。「自分のような者がパリのファッション界に受け入れられていることに、ただ感謝している」と言うオウエンス初の大規模回顧展『Rick Owens, Temple Of Love』が現在、パリ市立ガリエラ宮で開催中だ。

デザイン活動を始めた初期のものから、最新のコレクションまで約100点以上の作品を展示し、彼自身が芸術監督として展覧会の企画にも参画。その創作工程が垣間見られる貴重な資料やビデオ映像、未公開のインスタレーション、さらには、オウエンスの芸術的ルーツであるアート作品も並ぶ。彼のデザインは、今も昔もモノトーンを基調にした構築的なフォルムが特徴で、アンダーグラウンドカルチャーや宗教儀式、ボディアートなどからの影響を融合させた極めて多様性に富んだ美意識で構成されている。

「今の世界に蔓延(まんえん)する、極端に狭い美の基準に当てはまらない人の“安全地帯”でありたい。その基準を否定するのではなく、他の選択肢もあることを提示したいんだ。他者にも、自分自身にも寛容でありたい、と思っているよ」

会場の入り口側には、彼の経歴を彩るさまざまな年代のアイコニックなルックがずらり。デビュー当時から現在までの作品が堪能できる
©RICK OWENS TEMPLE OF LOVE – MATTEO CARCELLI
2006年にイタリアで開催された見本市、ピッティ・ウオモで公開した彫刻も披露。この作品のモチーフは、放尿しているオウエンス本人の姿
©RICK OWENS TEMPLE OF LOVE – MATTEO CARCELLI
©OWENSCORP

Rizzoliより回顧展のカタログを発売。
『Rick Owens: Temple Of Love』¥9,020
*日本国内ではRICK OWENS STORE TOKYOで限定販売中

Rick Owens, Temple Of Love
会場:PALAIS GALLIERA. PARIS FASHION. MUSEUM 
   パレ・ガリエラ(パリ市立モード美術館)
   10, avenue Pierre 1er de Serbie 75116 Paris
会期:2026年1月4日まで ※事前予約を推奨
予約サイト:www.billetterie-parismusees.paris.fr

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