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マリ・クレール:あなたは偉大な画家ナリニ・マラニの娘です。そのような母親を持ったことは、あなたの視点にどのような影響を与えたのでしょうか?
カパディア監督:芸術作品や画集に囲まれて育ち、彼女のアトリエを好きなだけ歩き回ったことは素晴らしいことでした。毎日、例外なく絵を描いていたという意味において、私は彼女の仕事ぶりを見て、多くを学びました。(母は)78歳になった今も、絶え間ない熱意と喜びをもって(絵を描いて)います。
創作を日々の厳しい修行ととらえ、毎朝起きて、好きなことをするのは刺激的ですし、励みになります。このような芸術家を母に持てたことは本当に特権です。
マリ・クレール:あなたも圧倒されたり、複雑だったりしてきたに違いないと想像できますね!
カパディア監督:もちろん、そうでした。でも、年齢を重ねるにつれて、物事は落ち着いてきます。偉大なアーティストの娘であることが問題で、長い間、自分の人生で何をすればよいのかわかりませんでした。反抗して、彼女とはまったく違うことをしようと必死になって、経済学を勉強したのです。
マリ・クレール:では、どうやって経済学から映画に進んだのですか?
カパディア監督:私は以前、たくさんの映画祭に行っていました。ムンバイには素晴らしい映画祭が3つあります。そのうちの1つで、国立映画学校の学生たちが作った短編映画が上映されていて、私はその作品を見たときに、「すごい。本当に面白い何かがここで起きている」と思ったのです。そこで見た映画では、たくさんの実験が行われていました。映画は私にとって魅力的なメディアのように思えました。それでこの学校に入ろうとして、1度目は落ちたのですが、2度目で合格しました。
学校には驚くような映画のアーカイブがあり、そこにはヌーヴェルヴァーグ(1950年代末に始まったフランスの映画運動)の映画もたくさんあったし、共産主義国の映画もたくさんありました。というのも60年代、学校はソビエト連邦と提携を結んでいたからです。それでチェコのヴェラ・ヒティロヴァ(チェコ映画の先駆者)の素晴らしい映画を発見しました。
マリ・クレール:インドの女性監督で、あなたの憧れの人は?
カパディア監督:ミーラー・ナーイル監督はとても優秀で、セルロイドのフィルムで『サラーム・ボンベイ!』という最高の映画を撮りました。この映画は部分的に『All We Imagine as Light』と同じエリアで撮影されています。
また、非常に面白いコメディを撮るSai Paranjpye(サーイ・パランジパイ)監督、南インド出身でとても政治的な映画を撮るLeena Manimekalai(リーナ・マニメカライ)監督、アッサムの小さな村で活動し、自ら撮影と編集を行うスーパークールなRima Das(リマ・ダス)監督もいます。彼女の長編映画『Village Rockstars』は2017年、インド国内や世界中の多くの映画祭で賞を受賞しました。
そして地元ムンバイには、Deepa Dhanraj(ディーパ・ダンラージ)監督やYashaswini Raghunandan(ヤシャスウィーニ・ラグナンダン)監督のような素晴らしいドキュメンタリーやノンフィクションの監督もいます。
マリ・クレール:現在、インドでは総選挙が行われています(※取材時)。あなたは自国の政治状況をどのように見ていますか?
カパディア監督:私は今カンヌにいますので、残念ながら、投票用紙がありません。投票することはできないので、とても悲しいです。それ以外のことに関しては、どう感じているのかをうまく言うことができません。言葉にするのは難しい。とても曖昧な答えでごめんなさい……。
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公式コンペティションでグランプリを受賞したパヤル・カパディア監督による『All We Imagine as Light』は、フランスで2024年10月2日公開予定。
※( )内編集部注
translation & adaptation: Akiko Eguchi
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This article was originally published on Marie Claire FRANCE
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