ティモシー・シャラメ、初来日！　プラダでレッドカーペットに降臨

『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は、ジョニー・デップ主演映画『チャーリーとチョコレート工場』（2005）で有名な、若き工場長ウィリー・ウォンカが夢見ることを禁じられた世界で、チョコレート工場を作るまでをファンタジックに描く。

主人公のウォンカを演じる、今ハリウッドを牽引（けんいん）する若きトップスターで、日本でも爆発的な人気を誇り、念願の初来日となったティモシー・シャラメ、チョコを盗む謎の紳士ウンパルンパを演じる俳優ヒュー・グラント、『パディントン』シリーズ（2016、2018）のポール・キング監督、『ハリー・ポッター』シリーズを手掛けてきたデイビッド・ヘイマン、アレクサンドラ・ダビーシャーのプロデューサー陣らが来日。

来日を記念して行われたプレミアイベント「マジカル・チョコレート・ナイト」の会場は、ウォンカのチョコレート店を象徴する桜の木をイメージしたステージとチョコレートの香りで演出。会場に集結した約1200人のファンの熱気の中、プラダのセットアップの衣装に身を包み、颯爽（さっそう）と現れたティモシーに「ティモシー」「ティミー（愛称）」コールの黄色い声援が湧き起こり、ティモシーはサインや写真撮影などの約1時間のファンサービスに終始笑顔で応じた。

日本についてティモシーは「19歳の時にプライベートで日本に来たことがありますが、その時は何をしたらいいのか分からなかったので（笑）。今回は本当に夢がかないました。日本は素晴らしい。大好きです！」とコメント。約6年ぶり8度目の来日となるヒューは「とても楽しんでいます。日本に来るといつも楽しすぎてしまうことが課題です」と反省も交えながら久々に来日がかなった喜びの思いをあらわにした。

また、“夢見ることから全てが始まる”という本作のメッセージについてティモシーは、「まだ僕はアドバイスをする立場ではないですが……」と謙遜（けんそん）しつつも、「ポール・キング監督が素晴らしい脚本を書いてくれて。僕が多分10歳くらいだった頃、ジョニー・デップが演じた『チャーリーとチョコレート工場』を観て、すごく感動したんです。（その頃の自分に）今、あのウィリー・ウォンカを演じて、東京にいると言ったら絶対にうそだと思うと思います」と自身の過去を振り返りつつ、「皆さんも夢を追いかけてください」とエールを送る場面も。

キング監督は「すべての方に観てもらいたい作品を作りました。私の5歳の娘も105歳の方も楽しんでほしいです。夢をかなえることだけでなく、本作を通じて世界を変えたい、共にいろんなことを分かち合いたいと思っています。家族や傍らにいらっしゃる方と映画館で楽しんでいただきたいです」と本作への思いを伝えると、続いて「みなさんと作品を分かち合うことが大事だと思っています。この映画をみなさんで一緒に楽しんでいただきたいです」（ヘイマン）、「喜び、温かさ、ユーモア、チョコレート、歌、ダンスで満ちあふれている作品です。泣いて笑える映画になっているので、公開を迎えたらお楽しみください」（ダビーシャー）と、それぞれ見どころをコメントした。

終盤には、同作の日本語吹替え版声優を担当した、ウォンカ役の花村想太（Da-iCE）と、ウォンカの相棒となる孤独な少女ヌードル役のセントチヒロ・チッチも登場。ティモシーは「感謝でいっぱいです。声優の仕事はとても大事だと思っているので、とにかく素晴らしい仕事をしてくれてありがとうございます！」と花村とチッチへ伝えながらハグ。会場全体が多幸感あふれるウォンカのチョコレートの魔法に包まれイベントの幕が閉じた。

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