芸術との出会いと発見を生む、ブランド財団の先駆け

1984年にフランス初の“現代美術推進”を目指す私営財団として設立。ラスパイユ大通りに面し、“ガラスの魔術師”と称される建築家ジャン・ヌーヴェルによる、光降り注ぐ箱型の建築が目印だ。当初はパリ郊外に新進気鋭のアーティストたちに作品作りの場を提供したことからその歴史をスタートさせた同財団。その精神は、アーティストとの対話から生まれる注文製作や、スペースをアーティストに白紙委任するなど、“芸術との出会いと発見の生きた場”を目指す運営手法に受け継がれる。その功績が認められ、2009年にはフランス文化省より芸術文化勲章の最高位「コマンドゥール」が授与された。過去約40年の活動を通して、50カ国500人のアーティストと生み出してきた2000点以上の作品をパーマネントコレクョンとして収蔵。これらのコレクションを各国の主要文化施設で紹介する展覧会も行っており、国立新美術館に巡回したダミアン・ハーストの大規模個展もそれに当たる。

2005年に初めて紹介して以来3度目の開催となるロン・ミュエクの個展を開催中。フランスでは初公開となるインスタレーション『MASS』や新作彫刻も披露。11月5日まで。