
──主人公の暗闇の人生に、ひとすじの“光”を与えた幼馴染・美咲のような“光”の存在はいますか?
横浜 友人です。今でも高校の同級生と仲が良くて、みんな普通に会社で働いてたり、パーソナルトレーナーになったりと別々で。元々芸能学校で知り合ったのですが、芸能界で活躍してる友人はいなくて。彼らといると、学生時代の自分に戻れるし、彼らもそういうふうに接してくれるのですごく大事な存在だと思います。救われています。
黒木 家族や友達ですね。
──お二人が考える、この作品のテーマは?
横浜 美咲と見に行った薪能の演目『邯鄲(かんたん)』の物語が反映されてたりして、美咲のセリフにもあるとおり、人生というのは良い意味でも悪い意味でも、夢のようなものなんじゃないかと、優を生きてみて改めて思いました。
黒木 映画のテーマの一つに“同調圧力”への問題提起がありますが、村だけではなく、この世界で生きている上で辛いことがあった人たちに共感してもらえたり、救われなさに逆に救われたり……。そういうところじゃないかなって思います。

──エンドロールを含む最後の最後まで見ると、希望か、絶望か、解釈が変わってくると感じました。
横浜 そうですね。エンドロールのあとも、しっかり見てほしいです。
──今の日本で生きるのが辛いなと感じている方に向けてメッセージをお願いします。
横浜 みんな辛いと思いながら生きてるんじゃないかな。自分らしさを忘れないでいてほしい。周りを見た時に、ちゃんと自分のことを支えてくれる人がいるはずなので、その人たちを大切にして生きてほしいと思います。
黒木 人って意外と他の人のことを見ていないから、あんまり気にしなくても大丈夫。そして、生きるのが辛いなと感じた時のためにも、私たちは映画を作っているので、そんな時に寄り添える存在になれればと思っています。
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