「シャネル・ネクサス・ホール」が新進気鋭のアーティスト、マベル ポブレットの個展を開催
2023.2.22

WANDERING, 2022 / My Autumn series
「シャネル・ネクサス・ホール」は、新進気鋭のキューバ人アーティスト、マベル ポブレットによる国内初の個展「WHERE OCEANS MEET」を、2023年3月1日(水)から4月2日(日)まで開催する。
2023.2.22
WANDERING, 2022 / My Autumn series
「シャネル・ネクサス・ホール」は、新進気鋭のキューバ人アーティスト、マベル ポブレットによる国内初の個展「WHERE OCEANS MEET」を、2023年3月1日(水)から4月2日(日)まで開催する。
マベル ポブレットは、写真やミクストメディア、ビデオアート、キネティックアート、パフォーマンスアートなど、さまざまな手法による制作活動を行い、キューバの現代アートシーンで活躍する若手アーティストの一人。
フィデル カストロ政権下のキューバで育った若い世代のアイデンティティーや、世界とのつながりなど、自身の経験を作品で表現しており、キューバ社会と今日の世界を語ることで、見る者に疑問を投げかけている。第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展では《SCALE OF VALUES》が展示され、注目を集めた。
本展では、ポブレットが心に抱き続けてきた“水”と“海”をテーマに、キューバと日本の共通点である島国ならではの文化的独自性を示している。
海は島国に生きる私たちを隔てると同時に、結びつけ、より親密にしてくれる要素でもある。文化的・政治的な事情によって個々の体験は異なるが、海が私たちを旅先へと運んでくれる。例えば、現代のキューバ社会において移民はごく身近にある現象であり、ポブレットの作品でも重要な位置を占めている。この現象と、時には救い、また時には災いをもたらす海の本質的な役割について、彼女は良し悪しを判断することなく、観察し、語り、問いかけている。
展示されるのは、〈My Autumn〉〈Homeland〉〈Travel Diary〉シリーズから本展のために新たに制作された作品に加え、ビデオインスタレーション《SUBLIMATION》(〈Buoyancy〉シリーズ)も。
タンパ美術館やラテンアメリカ美術館など、多くの施設にも収蔵されるほど高く評価される多彩な表現を、ぜひ体感してほしい。
All photos courtesy of Alejandro Gonzales
text:Tomoe Tamura
「WHERE OCEANS MEET」 マベル ポブレット展
会期:2023年3月1日(水)〜 4月2日(日)※会期中無休・入場無料・予約不要
会場:シャネル・ネクサス・ホール
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階
開館時間:11:00〜19:00(最終入場18:30)
https://nexushall.chanel.com/program/2023/mabel
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