photo: ©Steven Meisel
イヴ・サンローランはベティ・カトルーに宛てた手紙の中で、「君は僕にとって、愛を象徴しているだけじゃない。限りないエレガンスだ」と書いた。そして、現クリエイティブ・ディレクターのアンソニー・ヴァカレロは彼女を“サンローランのスピリットを体現する女性”と評す。そんなモード界のカリスマ、ベティ・カトルーが愛したイヴ・サンローランのコレクションと彼女の美学に焦点を当てた展覧会「BETTY CATROUX─YVES SAINT LAURENT 唯一無二の女性展」が東京で開催されることが決まった。

モード界の巨星、イヴ・サンローランが自らの“片割れ”と親しみを込めて呼び、サンローラン・スタイルを現在でも象徴するミューズ、ベティ・カトルー。
「僕の服を着たベティは完璧だ。ただこうあってほしいという理想のまま。長く、長く、そして長い」とイヴが1968年、『WWD』に語ったように、彼女は、身長183cmに長い手足、少年のように華奢な体形にプラチナブロンドのロングヘア。一目見ただけで誰か分かる、アンドロジナスな魅力を放つ、まさに唯一無二の存在だ。
