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「ライト、カメラ、クロワゼット!」カンヌ国際映画祭が行われるクロワゼット通りでは、最終日まで、スターたちがフレンチ・リヴィエラにふさわしい装いで2026年カンヌ国際映画祭のレッドカーペットを彩る。ドラマティックなトレーンや、ドレスコードの限界に挑戦したスタイルを探しているなら、まさに最適な場所だ。
79回目を迎えたカンヌ国際映画祭には、栄誉ある最高賞パルム・ドールを目指すトップスターたちが世界中から集まり、華やかなレッドカーペットとともに、新作映画を披露している。過去数十年にわたるベストドレッサーリストには、ダイアナ元妃やジェーン・バーキンから、リアーナやベラ・ハディッドまで、あらゆるスターが名を連ねてきた。
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2026年の映画祭開幕から2日が経過した時点で、すでに審査員のデミ・ムーアやルース・ネッガ、人気ドラマでおなじみの俳優ハンナ・エインビンデルやジリアン・アンダーソン、春のトレンドであるシルバーのスニーカーを履いたベラ・ハディッド、そしてF1界のロイヤルカップル、シャルル・ルクレールとその妻アレクサンドラがレッドカーペットに登場し、その装いも話題を呼んだ。モデルのバーバラ・パルヴィンは、シンデレラのようなミュウミュウのドレスを身にまとい、ディズニーチャンネル出身の夫ディラン・スプラウスとの第1子を妊娠していることを明らかにした。
この投稿をInstagramで見る今も昔も、カンヌのファッションは極限まで「豪華さ」に振り切っている。ディオール、グッチ、プラダ、ミュウミュウといったブランドのドレスはたいてい、ふんだんに装飾が施され、さらに豪華なブルガリやショパールのジュエリーと組み合わされる。しかし、レッドカーペットのベストドレッサーリストを巡る話題が、必ずしもこれほど華やかなものばかりとは限らない。2025年、カンヌのレッドカーペットのドレスコードは、「ヌード禁止」の導入により物議を醸した。これにより、近年スターたちが好んで着用していたネイキッドドレスを事実上、締め出す形となった。「ボリュームのある装い」もまた、過去に果てしなく長いトレーンが“交通渋滞”を引き起こしたことを踏まえ、厳しく監視されるようになっている。
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一見すると、5月20日のカンヌ国際映画祭でベラ・ハディッドが着用したスキャパレリのレッドカーペットドレスは、カスタムメイドでドレスコードを軽やかに無視したものに見えた。(つまり、セミシアーな質感を実現するために2万2000時間以上の手刺しゅうを要した、トロンプ・ルイユ風のレースドレスのことだ)。
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しかし、このルックはよく見ると、実はカンヌ国際映画祭初期の偉大なスターのひとり、ジェーン・バーキンへのオマージュである。今は亡きファッションと映画のアイコンは、1960年代の映画祭シーズンに同様のドレスを着用していた。ベラは、背中のレースアップディテールとフリルのついたトレーンを加えることで、それを2020年代風にアレンジしたのだ。
アレクサ・チャンはディオールをまとう
Dior
「イット・ガール」のなかの「イット・ガール」であるアレクサ・チャンは、5月20日のカンヌ国際映画祭に、バックスタイルがさらに美しい、ディオールのオートクチュールの異素材ミックスドレスを身にまとって登場した。アレクサは決してレッドカーペットの定番に従うタイプではない。ラベンダー色のサテントップスとセミシアーなシフォンスカートからなるこのドレープドレスは、どの角度から見ても予想をくつがえすものだった。
バレンシアガをまとったデイジー・エドガー=ジョーンズ
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デイジー・エドガー=ジョーンズのバレンシアガのドレスは、ドレスコードを破ることなく、ほぼヌードに近いラインまで巧みに踏み込んでいる。このセミシアーなドレスがその難関を見事にクリアできたのは、巧みに施されたシルバービーズの装飾と、彼女が身につけたブシュロンのダイヤモンドジュエリーのおかげだ。
バレンシアガをまとったハヴァナ・ローズ・リウ
BALENCIAGA
ハヴァナ・ローズ・リウは、5月18日に開催された『Her Private Hell(原題)』のプレミアで、カンヌ国際映画祭のレッドカーペットでの装いに、少しばかり「メソッド・ドレッシング(劇中の役柄のイメージに合わせたファッション)」的なアプローチを取り入れた。
BALENCIAGA
バンデージ風のボディスからサイドのカットアウト、そして優雅に広がるケープまで、彼女のシルクシフォンドレスは会場の熱気をさらに高めた。
ベラ・ハディッドはプラダを着用
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ついに、カンヌ国際映画祭のレッドカーペット・ベストドレッサーリストの女王が帰ってきた。ベラ・ハディッドは、5月17日に行われた映画『Garance(原題)』のプレミア上映会で、華々しい復帰を果たした。カンヌの女王にふさわしい装いとして、彼女はプラダを選び、ネックラインにパールのようなビーズがあしらわれたストラップレスのサテンドレスを身にまとった。おそろいのショールは肩から流れ落ち、彼女のポインテッドトゥのパンプスの脇に広がっていた。
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過去数年間、ベラはカンヌのゲストとして、クロワゼット通り史上最も露出度の高いネイキッドドレスで限界を押し広げてきた。しかし、より控えめなドレスコードとなった今でも、彼女は依然としてずば抜けて目立っている。
テイラー・ラッセルはディオールを着用
左がテイラー・ラッセル Dior
誰もが認めるファッションガール、テイラー・ラッセルがレッドカーペットで輝きを放つ姿を見るのは、本当に久しぶりだ。ジョナサン・アンダーソンが手がけたディオールのカスタムドレスは、体を包み込むような花柄のラップスカートと、後ろ腰のバッスル部分にあしらわれた鮮やかなグリーンの装飾が特徴で、待った甲斐(かい)のある一着だった(5月17日、映画『Hope』のプレミア上映会に出席)。
ルイ・ヴィトンを着用したホヨン
Louis Vuitton
Netflixの大ヒットドラマ『イカゲーム』で一躍脚光を浴びたホヨンが、いまやカンヌ国際映画祭でもスターとしての存在感を放っている。5月17日に行われた映画『Hope(原題)』のプレミア上映会のレッドカーペットでは、たゆませたカウルネックラインで花柄部分にオーバーサイズのビーズがあしらわれ、スカート部分はアシンメトリーにドレープされたルイ・ヴィトンのドレスを着用し、きらめいていた。どこか1920年代風を2020年代テイストにアレンジしたようなこのドレスは、黄金色のトロフィーを獲得するにふさわしいドレスの中には、実はシルバーで作られたものもあるということを証明した。
エマ・マッキーがルイ・ヴィトンを着用
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カンヌ国際映画祭のドレスコードでヌードは禁止されているが、クラシックなカットアウトに関しては、そこまでルールは厳格ではない。エマ・マッキーは5月17日、『Full Phil(原題)』のプレミアに、部分的な肌見せを利かせたルイ・ヴィトンのカスタムドレスで出席した。そのドレスは彼女の腕を覆い、輝くような白いスカートの下に脚を隠していた。しかし、彼女の腹筋を巧みにのぞかせるカットアウトが、ミニマルな装いであっても、少しのひねりを加えられることを物語っている。
クリステン・スチュワートはシャネルをまとう
CHANEL
クリステン・スチュワートとシャネルは、長年にわたりレッドカーペットの定番コンビとなっているが、このフランスの名門ブランドによる彼女のスタイリングは、いつだって特別なものに感じられる。その良い例が、同ブランドの2026-27年秋冬コレクションのランウェイから選ばれたこのスパンコールドレスだ(米誌『Variety』によれば、このときクリステンはカンヌのドレスコードに反する、コンバースのバスケットシューズを着用していたそうだ)。これは、カーペットの色調とクリステンのパンクロックな美しさを、見事に引き立てている。
オデッサ・アザイオンはディオールのメンズウェアを着用
Dior
オデッサ・アザイオン(『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』などに出演)は、どのレッドカーペットでも最もクールな女性だ。5月15日のカンヌ国際映画祭では、ピンストライプのボタンダウンシャツと、カンヌ史上最も優雅でリラックスしたスーツ姿(ディオールの2026春夏コレクション)で、期待に応えた。
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彼女のグレーのジャケットとワイドパンツは、たくさんのダイヤモンドのジュエリーで飾られていた。これは、その夜開催された恒例の「トロフィー・ショパール・ディナー」で表彰された者ならではの特典だ。
トム・フォードをまとったカーラ・デルヴィーニュ
この投稿をInstagramで見るカーラ・デルヴィーニュは5月15日、『Gentle Monster(原題)』のプレミアで、ハイダー・アッカーマンによるトム・フォードの2026年秋コレクションのブラックのホルターネックドレスでクラシックなスタイルを貫いた。カスケード状に広がる彫刻的なフリルとフロントの鍵穴のようなカットアウトが、ドレスにゴシックな魅力を添えていた。しかし、カーラの鮮やかな赤いリップが、全体のルックを完璧にまとめ上げていたのである。
この投稿をInstagramで見るモデル、バーバラ・パルヴィンのカンヌ国際映画祭におけるマタニティ・ルックの快進撃は止まらない。映画祭4日目の5月15日、このパワーカップルはメンズウェアテイストでリンクしたモノトーンスタイルで、ホテル・マルティネスの階段に戻ってきた。バーバラは、テイラー・スウィフト(5月14日、ペプラム付きの白シャツをウエストマークし、パンツを合わせたルックでキャッチされた)、アヨ・エデビリ、ケイティ・ホームズらに続き、この春、白シャツを格上げした着こなしを披露している「イット・ガール」たちの長い列に加わった。彼女はそれを黒のトレーン付きロングスカートにインし、大きくなりつつあるお腹をカマーバンドで優しく包み込んだ。
この投稿をInstagramで見るまさに華麗な登場だ。シモーネ・アシュリーは5月15日に行われた映画『Karma(原題)』プレミアに、「赤一色で魅せる女性」を体現する印象的なスタイルで登場した。レベッカ・コービン・マレーによるスタイリングで、アシュリーはフィット感のあるビスチェとアシンメトリーなトランペットスカートが特徴の、マックイーンの2005年秋冬コレクションのヴィンテージドレスをまとった。Netflixの人気シリーズ『ブリジャートン家』のスターである彼女のドレスは、なめらかなボディスと、カーペットに流れる長いプリーツトレーンの間に施された、少し濃い赤の切り替えが際立っていた(ジュエリーはショーメ)。
この投稿をInstagramで見る2026年カンヌ国際映画祭4日目は、ヘイリー・ビーバーの影響が感じられた。スタイリストのジェイミー・ミズラヒは、ライリー・キーオのスタイリングで、アライアのドロップウエストの「リトルブラックドレス(シンプルな黒のドレス)」の足元に、ヒール付きのトングサンダルというトレンドを取り入れた。Amazon Primeのドラマ『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』のスターであるキーオは、ヘイリー(今年3月、リトルブラックドレスにザ・ロウのトングサンダルを合わせたルックがキャッチされた)と同様のトングサンダルを披露したが、ライリーの1690ドルのアライアの一足はクリアなPVCウェッジソールでヌーディな印象に仕上がっていた。
この投稿をInstagramで見るカンヌ国際映画祭のレッドカーペットでミニドレスを見かけることは稀(まれ)だ。しかし5月14日、ダイアン・クルーガーのジバンシィ2026-27年秋冬コレクションの装いは、短い丈もあなどれないことを証明した。『Fatherland』のプレミアで披露された、花柄の刺しゅうが施されたミニドレスは、ロングドレスと同じくらいエレガントに見えた。ペールイエロー色の光沢あるドレスにエメラルドグリーンのサテンケープを羽織ることで、その魅力はさらに増した。ドレスと同じシルクで作られたリボン付きのサンダルは、まさに仕上げの決め手となっていた。
この投稿をInstagramで見るモデルのバーバラ・パルヴィンには、あらゆる祝福が贈られるべきだろう。第一に、5月14日、レッドカーペットへ向かう途中、夫ディラン・スプラウスとともに妊娠を公表したことだ。第二に、その発表に完璧にマッチしたモダンなシンデレラブルーのドレスで、カンヌ国際映画祭のベストドレッサーリスト入りを果たしたことである。
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