“時間の余白”を作るワーケーションでストレスを解放【ナタリーの日仏ビヤンネートルのすゝめVol.34】

世界的なパンデミックから2年が過ぎ、少しずつ日常が戻りつつある一方で、再び感染が拡大するなど、なかなか気の抜けない状況が続いています。

そんな中、ずっと気になっていたのが、2020年後半からよく耳にするようになったワーケーション（WorkとVacationを組み合わせた造語）という過ごし方。都心から離れるのは少し気がかりだった私ですが、リモートワークが可能な特殊な状況だからこそ有意義な時間が叶うのではと、リサーチを続けていました。

そこで先日、サービスアパートメントタイプのホテル「オークウッドホテル&アパートメンツ麻布」が2022年1月にオープンしたということで、念願のワーケーションに出かけてみることにしました。

窓から東京タワーが臨める好立地

特筆すべきは、都心には珍しいキッチン付のアパートメントタイプのホテルであること。キッチン用品をはじめとする生活に必要な家電やツールは、最新のものがほぼ全て揃っているので長期滞在でもストレスはなさそうです。さらにペットといっしょにステイできるというのも驚いたポイント。都心のホテルではまだまだ珍しい「ペットも大切な家族の一員」という理解のある施設が増えてくれるのは、愛犬家として心の底から嬉しいことです。

当日はお昼過ぎにチェックイン。大きな窓から自然光が差し込む開放感のあるラウンジで、ふかふかのソファに腰掛けて早速仕事を。和とモダンが融合したリラックスした雰囲気で、いつも以上に集中力が高まります。休憩したいときはコーヒーなどのドリンクを飲みながら、心地良いひと時を過ごせるのも有り難いです。

小腹が空いたらあらゆるグルメが揃う麻布十番商店街方面へ。参鶏湯で有名なお店で体を温めたあとは、ホテルから徒歩１分に位置する世界中の食材を揃えた老舗スーパー「日進ワールドデリカテッセン」を覗いてみました。懐かしいフランスやアメリカの食材からスナック、そして見たことのないチーズやワインまで、ここでもちょっとした“海外旅行気分”を味わうことができて良い気分転換に。次回はここで食材を調達して、ライトアップされた東京タワーを眺めながらお部屋ディナーを楽しむのも良さそうと、心が躍りました。

簡単な食材を購入した後は、再び１階のラウンジでワーケーションを継続。自宅にいると何かと誘惑の多い時間帯ですが、我が家のように心を落ちつけながらも、ホテルラウンジという非日常空間にいることで背筋を伸ばし仕事に集中することができました。疲れたらいつでも部屋に上がって、整えられた快適なベッドで休むことができるのも嬉しい限り。眠りにつく瞬間は、いつも以上にメリハリのついた1日を送れたことによる充足感と、自宅での生活でいつの間にか蓄積されたストレスがふと解放されたかのような感覚を覚えました。

軽く汗をながせるフィットネスジムもスタンバイ

翌朝はいつもより遅めにスタート。麻布十番や六本木、芝公園駅へのアクセスがスムーズなので、余裕を持ってその日のアポイントに向かうことができました。

なお、ワーケーション以外にも、引越しの内装が完成するまでの中長期滞在やデイユースで活用される方も多いのだとか。ホテルステイのエクスペリエンスと自宅のようなリラックス感の双方を味わえる施設は、今後大きな広がりを見せていきそうな気がします。
いつもと違った環境で仕事に集中したい、あるいはあえて自分の時間に余白を作りたいなど、あらゆるシーンに合わせて滞在できる「オークウッドホテル＆アパートメンツ麻布十番」。アップグレートされた日常を味わいながら、ぜひ日々の忙しさやストレスから心を解放してみてはいかがでしょうか。

オークウッドホテル&アパートメンツ麻布／１泊２名 ￥10,780〜（消費税込・宿泊税別）

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