映画『The Substance』LAプレミアでのマーガレット・クアリーとデミ・ムーア Photo: Jon Kopaloff / Getty Images
ゾーイ、33歳
33歳のゾーイは、加齢が自分の心の中で大きな問題になり始めたと言い、自分の体内時計などよりも、そのほうが心配だと感じている。「自分がこれほど悩んでいることに驚いています」と彼女は言う。ゾーイは、うぬぼれが強いように聞こえるかもしれないが、これまでずっと自分の外見についてポジティブな評価を受けることに慣れていたという。「私の母は魅力的な女性でしたが、40歳を過ぎて、子どもを持つと、誰も自分のことを見向きもしなくなり、お店でも誰も助けてくれず、わざわざ話しかけてくれる人もいなくなると話していたのを思い出します」と振り返る。「当時は『うっとうしい』と思ったものですが、今では『私の生活はこれからどう変わるんだろう?』と真剣に考えるようになりました」
20代の頃は、唇をもっとふっくらさせたり、目の下のクマを目立たなくしたりしたら「理論上」どんなふうになるだろうと考えていたという。「今はそんなことは気にしていませんが、笑ったときにできる小じわはとても気にしていますし、顎のたるみは治療できると誰かに聞いてから、ずっとそのことばかり考えています。そういうことのせいで、自分の写真をシェアしたくないんです」。また、同年代の人々が矯正や予防の治療を受けていると思うと、イライラするという。「これは本当に悩みの種になり始めていますが、それに対処するための経済的な余裕がないので不公平に感じています」
サリー、34歳
サリーは34歳で、幼い子どもがいる。「35歳の誕生日が近づくにつれ、そのことをひどく意識するようになりました」と彼女は言う。「昨日、36歳は中年だという記事を読んだのですが、本当に最悪でした」
サリーは20代から注射による美容法を試してきたが、理由の一部は楽しみのためだった。「当時は凍ったように見えるのがはやっていたんです」
しかし、母親となり、「実際」に疲れている今、美容への取り組み方も変わったという。彼女は、的を絞った施術に重点を置くようになった。「つまり、疲れて見えないよう、しかめっ面や不機嫌そうに見えないようにするものです。多少の笑いじわや額のしわは気にしませんが、もっと若々しく見えるものが欲しいのです」
サリーは、白髪や目尻の小じわを堂々と受け入れているもっと年配の俳優やモデルたちを尊敬している一方で、30代や40代の女性たちは「グレーゾーン」に属しており、年齢相応の見た目になるのはまだクールではないと感じている。
「そのことで落ち込んでいると、映画の中の俳優や女性に目をやり、『彼女たちは年相応に見える』と思うようになりました。表情豊かで、唇も薄く、きれいな顔立ちです。『彼女たちは美しい』」とサリーは話す。「でも30代や40代では、白髪があって、明るい色の口紅を塗ったり、奇抜なメガネをかけたりして、それを自分のスタイルにするには、まだ年齢が足りないんです。寄りかかりたくなるほど年を取っているわけでもないけれど、それについて考えないほど若いわけでもありません」
アラナ、30歳
アラナは30歳で、ここ数年流行しているフィルターで加工したような外見にはあまり興味がなく、年齢を重ねることにそれほど抵抗を感じていないという。「みんな同じような外見になっていくだけ。でも、個性を消さない限り、多少手を加えるのは問題ないわ」と彼女は年齢を重ねることに対して楽観的だ。「今からお墓に入るまでに、私はおそらく何かを成し遂げると思います。自分の外見について、自分に厳しくなりすぎないことを願いますね」と彼女は話す。また、「Winkle Makeup〈しわメイク〉」(TikTokのトレンド)から、40代や50代のクリエイターがただメイクを楽しんでいる様子まで、エイジングに肯定的なコンテンツは前向きな気持ちを抱かせてくれると付け加えた。
※インタビュー対象者の身元を保護するため、名前は変更されている。
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年代で変わる「幸せ」の感じ方
This article was originally published on Marie Claire AUSTRALIA
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