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サステナブル&エコな最新アイテムで自宅をくつろぎ空間に

9月9日から13日まで、パリで開かれた世界最大級のインテリア&デザイントレードショー「Maison & Objet (メゾン&オブジェ)」。パリ在住の特派員によるイベントレポート第2弾は、快適&サステナブルライフのためのニュープロダクツをピックアップ!

使い終わったあと、新たな目的でまた使う

パリで開かれた世界最大級のインテリア&デザイントレードショー「Maison & Objet (メゾン&オブジェ)」には、インテリアやデザイン以外の、フレグランスやライフスタイルのブランドも多く出展した。
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フランスの「MAISON SHIIBA」はオリジナルメッセージ付きプレートをキャンドル内に埋め込み、キャンドルの蓋には客がデッサンした絵をその場で彫ってくれるパーソナライズのサービスが人気のキャンドルブランドだ。キャンドルと共に植物の種が混ぜられた小さな紙が添えられ、使用後は紙をキャンドル缶の中に入れ水を注ぐと植物が生えてくるというサステナブルな提案が嬉しい。

「MAISON SHIIBA」のキャンドル。その場で蓋に絵を彫ってくれる。使用後はプランターとして使用可

ギリシャの「rhoeco」はオーガニックのマウンテンティーやカカオハスクなどをブレンドしたユニークなハーブティーブランドだ。それぞれのハーブティーにブレンドされた有機ハーブの種が蓋に内蔵されたスティックシートに取り付けられ、お茶の箱を使用後、土と水を混ぜれば可愛いハーブを育てることができる。商品として使用するだけでなく、エコや再生といったサステナブルなテーマを取り入れるブランドは今後益々増えてくるだろう。

ハーブティーを飲んだあとは、ハーブを育てることができる

室内ライティングの部門では、雲や鳥など自然をテーマに、ポエティックで幻想的な世界を提案するブランドが多く見られた。ウィズコロナ時代、室内ではよりリラックスでき、心豊かな夢のある空間を演出することがインテリアデザインの世界に強く求められるようになっていくのであろう。

空に浮かぶ雲のようなイメージの照明も

Profile

須山佳子

すやま けいこ marie claireパリ特派員。東京生まれ、パリ在住20年。大学を卒業後パリに渡り、INSTITUT FRANCAIS DE LA MODEでファッション経営のMBAを取得。ファッション界で働いた後、日本の美容とライフスタイルブランドを欧州市場へ紹介するコンサルティング会社と、ECサイトhttp://www.bijo.parisを立ち上げる。高級デパート「 ル・ボンマルシェ」に定期的に招待され、年に数回ポップアップを開催している。公式Instagram:http://@keikosuyama_paris

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